臨床研究の情報公開

本院で肝がんの治療を受けられた患者さんへ

当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた過去の記録を用います。このような研究は厚生労働省の定めた「臨床研究の関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究に関する問い合わせ等がありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会ください。

【研究課題名】

 全国原発性肝がん追跡調査

【研究の目的について】

 日本肝がん研究会は肝腫瘍に関する研究ならびに診療の進歩・普及を図ることを目的として1965年に創設され、現在では肝腫瘍の診断・治療の診療に携わる2,000人以上の医師、研究者と全国約500の施設で構成される学術団体です。全国原発性肝がん追跡調査は、本邦における肝がんの現状を把握し、原発性肝がんに関する研究ならびに診療の発展および国民の健康の向上に貢献することを目的としています。

【研究の方法】

 日本肝がん研究会施設会員である当施設において、2000年1月1日から2014年12月31日までの間に、肝がんの治療を行った患者さんの肝がん診療にかかわる臨床データを調査票に入力し、匿名化した上で全国原発性肝がん追跡調査のデータベース(National Clinical Database)に登録します。本調査の結果は、日本肝がん研究会追跡調査報告として刊行されるとともに、関連学会誌や関連学会で報告されます。

【個人情報の取り扱い】

 利用する情報からは名前や住所など、患者さんを直接特定できる個人情報は削除いたします。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません。研究への診療情報の利用を拒否されたい場合は、その旨を下記の問い合わせ先にご連絡ください。その場合は、あなたの情報は一切用いません。

【研究資金】

 本研究においては、公的な資金である消化器内科学講座の寄付金を用いて研究を行います。患者さんの費用負担はありません。

【本研究に係る利益相反について】

 この研究は,上記の公的な資金を用いて行われ,特定の企業からの資金は一切用いません。「利益相反」とは,研究成果に影響するような利害関係を指し,金銭および個人の関係を含みますが,本研究ではこの「利益相反(資金提供者の意向が研究に影響すること)は発生しません。

【問い合わせ先】

〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1丁目1番地
       大分大学医学部 消化器内科学講座 
       助教 本田浩一
               電話番号 097-586-6193