本院で肝がんの治療を受けられた患者さんへ
当院では、以下の臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた過去の記録を用います。このような研究は厚生労働省の定めた「臨床研究の関する倫理指針」の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております。この研究に関する問い合わせ等がありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会ください。
【研究課題名】
肝性浮腫に対するトルバプタンの有効性についての研究
【研究の目的について】
トルバプタン(サムスカ)は心不全の治療薬として循環器科領域で広く使用されています。2013年9月に肝硬変に伴う腹水や浮腫への適応が認められました。今後、治療困難な腹水への新しい治療法として注目されています。トルバプタンを実際に投与した場合の治療効果や安全性、また効果予測因子について解析を行い、今後の診療に役立てることを目的としています。
【研究の方法】
大分大学医学部附属病院において、2013年9月1日から2015年6月30日までの間に、トルバプタンによる治療を受けた患者さんの臨床データを集積して、有効性や安全性について検討します。本調査の結果は、消化器科関連学会で報告されます。
【個人情報の取り扱い】
利用する情報からは名前や住所など、患者さんを直接特定できる個人情報は削除いたします。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません。研究への診療情報の利用を拒否されたい場合は、その旨を下記の問い合わせ先にご連絡ください。その場合は、あなたの情報は一切用いません。
【研究資金】
本研究においては、公的な資金である消化器内科学講座の寄付金を用いて研究を行います。患者さんの費用負担はありません。
【本研究に係る利益相反について】
この研究は,上記の公的な資金を用いて行われ,特定の企業からの資金は一切用いません。「利益相反」とは,研究成果に影響するような利害関係を指し,金銭および個人の関係を含みますが,本研究ではこの「利益相反(資金提供者の意向が研究に影響すること)は発生しません。
【問い合わせ先】
〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1丁目1番地
大分大学医学部 消化器内科学講座
特任助教 織部 淳哉
電話番号 097-586-6193