後期臨床研修医の声 ~消化器内科医になって1年間を振り返って~

2016年度入局

・秋山 英俊 先生

 卒後4年目の秋山英俊と申します。入局して1年があっという間に経過したように感じております。私は、研修医時代に集中治療が必要な場面に直面した際に何にもできないという非常に無力感をいだく経験をしたことがきっかけで、消化器内科に入局後、消化器内科医としての勉強の前に2年間限定で集中治療を学ばせていただくという普通ではない進路を選ばせていただいております。1年前にこのような進路を選択した際に、普通とは違うため厳しいお言葉をいただくことを覚悟しておりましたが、多くの先生方に励ましのお言葉をいただき消化器内科の先生方の暖かさを感じしっかりと学んでこなければ、という思いをより一層抱いたことを覚えています。1年が経過し、自分自身日々全力で取り組んできましたが、思い描いていたものに辿りつけているかまだ分かりません。しかし、1年前よりも成長していることを実感することもあり、進んでいる道は間違っていないと感じています。また、消化器内科を外側からみて感じることもあり、戻った際にはこういった点も踏まえて還元させていただければと感じています。集中治療の勉強も残り1年となり、より多くのことを学ばなければいけないという焦りもありますが、こういうときにこそ足元をみつめて一歩一歩、歩を進めて参りたいと思います。そして、1年後に先生方のもとに戻らせていただいた際には、消化器内科医として改めて基礎から学ばせていただきたいと思っておりますので、今後ともご指導・ご鞭撻の程を改めてよろしくお願い申し上げます。

・安部 雄治 先生

 大分大学消化器内科に入局して、はや1年が経過しました。大分市医師会立アルメイダ病院で初期研修を2年間行い3年目の半年は大学病院で残りは大分赤十字病院で勤務させていただきました。はじめは他科志望でありましたが、初期研修を行ううちに、消化器内科の魅力に引き込まれ、入局を決めました。
 大学に戻った頃は、大学のシステム、パソコンの操作法がわからず、戸惑う毎日でありましたが、諸先輩方が熱心にご指導して頂き、また同期にも恵まれ、内視鏡技術から診療,診断,治療ともに助けていただき充実した毎日を送ることができました。
 10月からは大分赤十字病院で勤務させていただき、上尾部長ご指導のもとで大学とは違った環境で老体に鞭を打ちながら、研修医の時とは違った責任感を感じつつ日々努力しております。
この1年間を振り返ってみると、多くの症例を経験することができ、また学会発表の機会も与えていただき入局前には想像もつかないほどの貴重な経験ができ先生方のご指導には本当に感謝しています。
 まだまだ至らぬところが多くご迷惑をお掛けしますが、今後とも諸先輩方のご指導を賜りながら精進して参りたいと思います。ご指導の程何卒よろしくお願い申し上げます

・大塚 雄一郎 先生

 2016年4月より大分大学消化器内科に入局させて頂きました大塚雄一郎です。時間がたつのは早く1年が経過し大分での仕事、生活にも慣れてきました。大分に戻るにあたり、快く受け入れていただきました村上教授、前医局長の水上先生、また大分大学消化器内科医局の先生方に心より御礼申し上げます。
大分医療センターに赴任させて頂き、当初は慣れない環境での診療に戸惑うばかりでしたが、先生方やスタッフに支えていただき何とかやっていけるようになってきました。
またこれまでは長くERCP関連手技を中心として診療を行ってまいりました。現在は消化管内視鏡治療、また肝疾患診療についても御指導を頂き日々精進いたしております。
微力ではありますが、これからは大分の地域医療に貢献していきたいと思っています。今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願いいたします。

・児玉 紘祐 先生

 4年目の児玉 紘祐です。大分大学消化器内科へ入局し、あっという間の1年間でした。沖縄県で初期研修を過ごした後、後期研修から地元大分へ戻り大分大学病院での研修が始まりました。初期研修では救急外来や病棟業務を中心に研修し、内視鏡検査の経験はほぼゼロといった状態でした。大学病院に戻ってからは、上下部消化管内視鏡検査に加え、ERCPやEUS、肝生検など様々な手技を経験させて頂きました。当初、何もできない状態からのスタートでしたが、1年間で少しは成長できたのではないかと思います。また大学病院ならではの特殊な症例も数多く経験できました。消化器内科医1年目として、慣れないことやできないことばかりで戸惑うことばかりでしたが、先生方の熱心な指導とバックアップもあり、大変恵まれた環境で1年間を過ごすことができました。今年度からは鶴見病院勤務となりましたが、消化器内科医としてより一層の努力を重ね、知識や技術を磨いていきたいと思います。また、大分大学病院に帰る機会があれば、成長した姿をお見せできたらと思っています。今後もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

・廣島 康子 先生

 アルメイダ病院で去年10月より勤務させていただいております。入局してから最初の半年は大分大学で後期研修をスタートし、現在は地域の中核病院であるアルメイダ病院で、内視鏡検査や入院患者さんの治療に向き合いながら忙しい日々を送っています。緊急疾患の処置も多く、重症な患者さんの治療を行う機会が非常に多く、様々なことを経験させていただける環境で日々研鑽を積み重ねているところです。指導してくださる上級医の先生方に支えていただきながら消化器内科医としてできる手技や治療を少しずつ増やせていけるよう今後も精進していきたいと思っています。初心を忘れずに、患者さんに真摯に向き合う姿勢を持ちながら診療を行っていきます。今後も引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。